[板戸の鎮守様 八雲神社]
○鎮座地
神奈川県伊勢原市板戸592
小田急線伊勢原駅北口より徒歩15分。
住宅街にあり隣を国道246が走る。
○御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
ご神徳は須佐之男命が想念的神格で、荒ぶる気象の害から民の生活を守る「衣食住・産業」の神様であり、悪事や災難を取り除き多くの幸を授けて下さいます。
○由緒・社殿
創建年代は不詳だが、恵心作の毘沙門天像に寛文8年(1668年)の銘があるので、このころには毘沙門社として祀られていたと思われる。初めの鎮座地は現在の飛び地境内であり、かつては板戸全体の生活用水をまかなっていた「毘沙門池」付近だったと思われるが、元禄年間から明和年間(1688〜1771年)の間に現在地へ遷座されたと思われる。
慶応4年から明治元年の太政官布告「神仏判然令(神仏分離令)」により、村内に別に祀られていた神明社・牛頭天王社・稲荷社の3社と合祀。毘沙門社より八雲神社となり、明治6年7月30日に村社に列せられ、昭和4年4月4日に神饌幣帛料供進神社に指定された。
社殿は本殿・弊殿・拝殿を合わせ10坪。そのうち本殿は弘化4年(1847)に建てられ、間口7尺、奥行8尺で彫刻がある。二之宮村の宮大工梅川園輔が請負。
○境内神社
皇産神(たかみむすびのかみ)・内御嶽大己貴神(うちみたけおおなむちのかみ)・外御嶽少彦名神(そとみたけすくなひこなのかみ)・高於賀美神(たかおかみのかみ)・風之神(かぜのかみ)をそれぞれ石の祠にお祀りしております。