居神神社について(小田原市城山鎮座)
例祭日 五月四日・五日
みうらよしおきこう あらじろう
御祭神 三浦義意公 幼名 荒次郎
桓武平氏のながれをくむ名族で、三浦半島を始め鎌倉・平塚・伊勢原を治め
鎌倉幕府の中核を担った三浦一族の子孫、陸奥守従四位下三浦道寸義同(よしあつ)
公の嫡子です。
関八州の平定を目指す伊勢宗瑞(北條早雲)に攻められ、永正十三年七月十一日、
三崎新井城で自刃、御年二十一歳でした。
だんじょうしょうひつ
十五歳の時にはすでに官位弾正少弼を賜り、筋骨たくましく、文武両道に優れた
武将と伝えられています。
永正十七年(1520)年、居神大明神として祀られる。
木花咲耶姫命 明治四十三年九月十日 大窪村「浅間神社」より合祀
火之迦具土神 同 年 同 村「秋葉神社」より合祀
境内神社
水神社 小田原水道の守護神
日本初の上水道「小田原早川上水」の護り神、北條氏綱公整備
金刀比羅神社 御祭神 大物主神
八幡神社 御祭神 誉田別尊
子安地蔵堂 子安地蔵大菩薩を祀る
小田原市指定重要文化財
「居神神社境内の古碑群」 大日一尊種子板碑 文保元(一三一七)年
阿弥陀一尊種子板碑 元亨二(一三二二)年
他
石碑「勝って甲の緒を締めよ」 当神社創建に深い関わりのある北條氏綱公を顕彰すべく
「氏綱公置文(おきふみ)」より一節を刻む