神社情報

【御祭神】
寒川比古命、寒川比女命(二柱を奉称して寒川大明神)
【御神徳】
寒川大明神は相模國を中心に広く関東地方を御開拓になられ、あらゆる殖産興業の途を授け、衣食住等の人間生活の根源を開発指導せられた関東の親神様といわれています。また古来より八方除の守護神として、地相・家相・方位・日柄・厄年等に由来する悪事災難をとり除き、福徳開運をもたらし、限りない恩恵をもたらす御神徳は広大無辺といえます。
【御由緒】
当神社は総国風土記によると、雄略天皇(457年〜479年)の御代に奉幣の記録があり、また類聚国史には神亀4年(727年)に社殿建立とも伝わり、約1600年以上の歴史を有する古社と云われています。以後、歴代奉幣の記録があり、承和13年(846年)に神階従五位下を始めとする神階授与もなされています。また醍醐天皇の御代に制定されました延喜式神名帳によれば、相模國十三社の内、唯一の名神大社とされており、関東地方の信仰の中心であったことが窺われます。
中世においては源頼朝、小田原北条氏累代による社殿造営や社領寄進がなされており、武田信玄からは武運長久を祈願して鉄錆地六十二間筋兜(神奈川県指定重要文化財)が奉納されるなど特に崇敬の念は篤く、徳川家代々においても社殿再建、社領寄進など古来より武家からの崇敬は極めて篤いものがありました。
明治期に入りますと明治4年5月に制定されました官国幣社制度によって、例祭において国費から幣帛料が奉納される「国幣中社」に列せられました。その後、大正時代における関東大震災、昭和の御大典という時代を経て、昭和20年8月15日、大東亜戦争の終戦後、同年12月の神道指令によって、神社の国家管理制度が廃止されました。昭和21年2月、神社神道の宣布と祭祀の執行による氏子の教化育成を目的として、全国の神社及び神社関係者を統合する神社本庁が設立され、当神社も神社本庁による包括神社となっております。戦後、日本全体の復興とともに、八方除信仰を中心とした御神徳の宣揚に努め、全国の崇敬者からの御崇敬と多くの御参拝をいただいております。
【御神域】
神聖なる神嶽山を背に、境内は約15、000坪の緑豊かな樹木に囲まれており、桜並木から続く二ノ鳥居はその大きさに目を見張ります。平成の御大典記念事業として、神門・手水舎をはじめ、銅板葺総木曽檜造りの御本殿・幣殿・拝殿・翼殿・廻廊等の増改築が行われ、平成9年10月に竣功致しました.
また御本殿奥の神嶽山の神域は、古来より禁足地として足を踏み入れることができなかった地でありましたが、寒川大明神との御神縁をより深めていただく御本殿の奥庭として、平成21年に開苑しました。神嶽山神苑は、日本の伝統建築技術を結集した平成の文化財といえます。(神嶽山神苑への入苑、方徳資料館への入館は御祈祷を受けられた方に限っています)
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