神社情報

3 寒川神社

高座郡寒川町

寒川神社

さむかわじんじゃ
住所: 〒253-0195 高座郡 寒川町 宮山3916
電話: 0467-75-0004
FAX: 0467-75-0071
公式サイト: http://samukawajinjya.jp

【御祭神】
寒川比古命、寒川比女命(二柱を奉称して寒川大明神)
【御神徳】
 寒川大明神は相模國を中心に広く関東地方を御開拓になられ、あらゆる殖産興業の途を授け、衣食住等の人間生活の根源を開発指導せられた関東の親神様といわれています。また古来より八方除の守護神として、地相・家相・方位・日柄・厄年等に由来する悪事災難をとり除き、福徳開運をもたらし、限りない恩恵をもたらす御神徳は広大無辺といえます。
【御由緒】
 当神社は総国風土記によると、雄略天皇(457年〜479年)の御代に奉幣の記録があり、また類聚国史には神亀4年(727年)に社殿建立とも伝わり、約1600年以上の歴史を有する古社と云われています。以後、歴代奉幣の記録があり、承和13年(846年)に神階従五位下を始めとする神階授与もなされています。また醍醐天皇の御代に制定されました延喜式神名帳によれば、相模國十三社の内、唯一の名神大社とされており、関東地方の信仰の中心であったことが窺われます。
 中世においては源頼朝、小田原北条氏累代による社殿造営や社領寄進がなされており、武田信玄からは武運長久を祈願して鉄錆地六十二間筋兜(神奈川県指定重要文化財)が奉納されるなど特に崇敬の念は篤く、徳川家代々においても社殿再建、社領寄進など古来より武家からの崇敬は極めて篤いものがありました。
明治期に入りますと明治4年5月に制定されました官国幣社制度によって、例祭において国費から幣帛料が奉納される「国幣中社」に列せられました。その後、大正時代における関東大震災、昭和の御大典という時代を経て、昭和20年8月15日、大東亜戦争の終戦後、同年12月の神道指令によって、神社の国家管理制度が廃止されました。昭和21年2月、神社神道の宣布と祭祀の執行による氏子の教化育成を目的として、全国の神社及び神社関係者を統合する神社本庁が設立され、当神社も神社本庁による包括神社となっております。戦後、日本全体の復興とともに、八方除信仰を中心とした御神徳の宣揚に努め、全国の崇敬者からの御崇敬と多くの御参拝をいただいております。
【御神域】
 神聖なる神嶽山を背に、境内は約15、000坪の緑豊かな樹木に囲まれており、桜並木から続く二ノ鳥居はその大きさに目を見張ります。平成の御大典記念事業として、神門・手水舎をはじめ、銅板葺総木曽檜造りの御本殿・幣殿・拝殿・翼殿・廻廊等の増改築が行われ、平成9年10月に竣功致しました.
また御本殿奥の神嶽山の神域は、古来より禁足地として足を踏み入れることができなかった地でありましたが、寒川大明神との御神縁をより深めていただく御本殿の奥庭として、平成21年に開苑しました。神嶽山神苑は、日本の伝統建築技術を結集した平成の文化財といえます。(神嶽山神苑への入苑、方徳資料館への入館は御祈祷を受けられた方に限っています)

御祭神

寒川比古命(さむかわひこのみこと)
寒川比女命(さむかわひめのみこと)

祭礼

1月1日
八方除祭・元旦祈祷祭・歳旦祭(午前零時、地相・家相・方位・日柄などに由来する災禍を除き、氏子崇敬者の隆昌、 国家安泰と世界の平和を 祈ります。)
1月2日
追儺祭(追儺は「鬼やらい」とも呼ばれ、年頭にあたりその年の災難を除く神事です。午後8時、古式に則り浄闇の 境内で斎行されます。※令和2年 寒川町指定重要文化財指定)
1月3日
元始祭(皇位の元始を寿ぎ、皇室の弥栄と国家国民の繁栄を祈ります。)
1月8日
武佐弓祭(祭場の古式の的に、神職2名が神歌を唱え、交互に3度矢を射って、年の吉凶を占います。 ※令和2年 寒川町指定重要文化財指定 2)
2月節分の日 節分祭
節分祭(御神前にて追儺板を打ち、豆撒神事の後、年男年女により福豆がまかれ、厄年の邪気を祓います。)
2月11日
紀元祭(日本国の建国を奉祝して、皇室国家の弥栄と氏子崇敬者の発展を祈ります。)
2月17日
祈年祭並田打舞神事(五穀豊穣と産業振興を祈る春祭です。神職と社人が伝来の翁の古面を被り、田を耕し、種子を蒔く所作をしながら、神楽歌を謡って舞い、豊年を祈ります。※翁の古面…昭和51年 寒川町指定重要文化財指定)
2月23日
天長祭(天皇陛下御生誕の日を氏子崇敬者と共にお祝いし、皇室の弥栄を祈ります。)
4月第1土曜日・日曜日
年参講大祭(農作業の開始前、寒川大明神を崇敬する講員が参拝して、御神徳に感謝し、一層の御加護を祈る祭典です。)
4月29日
昭和祭(昭和天皇の聖徳大業を景仰し、皇室の弥栄と国家国民の繁栄を祈ります。)
5月5日
國府祭(こうのまち)(大磯町国府の神揃山へ一之宮寒川神社、二之宮川勾神社、三之宮比々多神社、四之宮前鳥神社、平塚八幡宮の五社が参集し、国家安泰、五穀豊穣を祈願します。中でも古式「座問答」は有名です。 ※昭和53年 神奈川県無形民俗文化財指定)
6月30日
水無月大祓式並茅の輪神事(人形に身の穢れをうつし清め、茅の輪をくぐることにより、罪穢をとり除き心身を清めます。)
7月海の日
浜降祭(夜明け前、神輿が神社を発ち、寒川町と茅ヶ崎市の各神社の神輿が茅ヶ崎南湖の浜に参集し、午前7時より 祭典が行われます。曉の渚に旭光を浴びて、数万人の群集の中を約40基の神輿が乱舞します。 ※昭和53年 神奈川県無形民俗文化財指定 海)
海の日の翌日
虫送り祭(丹精込めた田畑の作物を虫害や天災から守り、豊かな稔りを祈念します。)
8月15日
平和祈願祭(終戦記念日の正午、末社宮山神社境内の平和塔「和光」の前にて、世界の恒久平和が祈念されます。)
8月15日
相模薪能(夕刻より護国の英霊への慰霊と平和への祈りを込めて、開催されます。)
9月19日
流鏑馬神事(鎌倉時代より続く武田流一門にて行われます。天長地久の式の後、 駿足の馬上より五色の的を射ぬき、 天下泰平、五穀豊穣を祈願します。)
9月20日
例 祭(寒川大明神に由緒ある日に、氏子崇敬者が御神徳を称え、日頃の御神恩に感謝する祭典です。献幣使が 参向し厳修されます。また献花・献茶・武道・演芸などの奉納があり、多くの参拝者で賑わいます。)
10月17日
神嘗奉祝祭(伊勢の神宮にて天照大御神に新穀の大御饌を奉る神嘗祭に併せて、当神社でも祭典を斎行し、遥拝します。)
11月3日
明治祭(明治天皇の聖徳大業を景仰し、皇室の弥栄と国家繁栄を祈ります。)
11月23日
新嘗祭(新穀を始めとして収穫された作物を御神前に奉献し、勤労の感謝を行う秋祭です。)
12月31日
師走大祓式並除夜祭(悪事災難を祓い清めて、新しい年の幸福と繁栄を願い行われるもので、全国の氏子崇敬者から人形が 納められ、祓い清めます。)
月次祭
毎月1日、20日(※1月1日、9月20日除く)

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