神社情報

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高座郡寒川町

倉見神社

くらみじんじゃ
住所: 〒253-0101 高座郡 寒川町 倉見46
電話: 0467-74-8376

令和6年の例祭(神幸祭)は9月8日(日)です。

御祭神 天照皇大神・熊野加武呂伎命 境内社 浅間大神、御祭神 木花之佐久夜比賣命
宮司 瀧本正彦 倉見神社の祭事
1月1日 歳旦祭、2月17日 春祭、7月15日 浜降祭、7月17日 虫送祭、9月第2日曜日 神幸祭、10月2日 例大祭、11月23日 秋祭・七五三祭
由緒 創建年月は不詳であるが小田原北条家家中、中山彦八郎が倉見村を知行していたおり、神明社、熊野社の両社を勧請したと伝えられている。爾来倉見村の鎮守として氏子の尊崇するところである。明治2年、神明社、熊野社の両社に、部落内の数社を合祀して「倉見大神」と改称する。明治6年、村社に列せられる。明治28年、寒川神社本殿造営に際して、旧殿の払下げを宮内省の許可をとり、倉見大神の本殿とし、併せて幣殿、拝殿も改築する。昭和18年11月、「倉見神社」と改称し、神饌、幣帛、供進神社としての指定をうける。昭和28年12月、「宗教法人倉見神社」となる。昭和48年、社務所及び職舎を建設する。昭和49年、本殿の瓦葺を銅板葺とする。昭和52年12月25日、本殿と境内にある夫婦欅が寒川町から「寒川町重要文化財」として指定をうける。境内社について 浅間大神の創建年月日は不詳であるが、天正年間に高木甚太郎が倉見村に陣屋を構えていたおり、浅間大神を勧請したと伝えられている。明治16年2月、社殿の損傷甚しく、石碑を建立する。昭和60年10月、石碑に亀裂が生じ危険のため修復する。社殿及び不動産 本殿 木造銅板葺 19.8平方メートル、幣殿 木造 11平方メートル、拝殿 木造瓦葺 26.1平方メートル、御輿庫 鉄筋コンクリート 銅板葺 24平方メートル、社務所及び職舎 92.7平方メートル、境内地 3698平方メートル、境外地 1658平方メートル 文化財の由来 本殿については寛保元年(1741)であり244年前、寒川神社本殿として造営されたもので、明治28年にこの本殿の改築に際し当時の丹羽与三郎宮司が国の許可を得て払下げたものであり、この本殿には十二支をはじめ、花、馬及び獣等の彫刻があり見事なものである。夫婦欅については樹令約300年と推定され根廻り9米根元から約2米のところで、二股に別れているので(めおと)欅と呼ばれている。幹廻りは大きい方が5.2米、小さい方が2.6米で高さは約20米であり町内にない巨木である。神輿について 倉見神社にあっては、10月2日の例祭が、第二次大戦中諸般の事情により例祭日が変った年代もあるが当時のお祭りは夜になると「歌舞伎」又は神楽、芝居と、祭りの一夕を賑わせたが「神輿」はなく、地域全体の祭り気分に今いちの感があったが、昭和50年に入って奉製の話しが出て昭和54年に至り、地域・氏子崇敬者の浄財により欅造りの御輿(東京台東区眞如堂造)ができ昭和54年9月、倉見神社に奉献されたものである。御輿は銅体彫刻合メッキ、屋根ウルシ塗で重量は不詳なれど浜降祭参加神輿の中でも最重量の御輿であるとの話を聞く。現在では9月15日神幸祭として、若者の担ぐ御輿が倉見全域を渡御する姿は平和の標であり津津浦浦までがお祭り気分になる。例祭は10月2日に定着し、当日は神事のみ斉行されている。倉見の由来 その名の起りに高坐見(たかみくらみ)とも言われるが、他に草味の頃開拓者達の米倉がこの高台から見えたので、その名が起ったものとも言われている。小田原北条の頃は、山中彦八郎知行していたことは役帳に「三十貫文東部一宮内倉見、山中彦八郎」とあって当時一宮庄に属していたのである。享保年間の調べによれば、石高700石で高木甚衛門と佐野吉之亟が知行していて、高木氏は先祖甚太郎清方が天正19年賜った由で始めの頃は高木氏がこの地に居住したので、その邸宅及び墓をこの地に残している(高木清方氏の墓は行安寺北東100米程の所に有る) 新編風土記による天保の調べでは両氏の子孫佐野義行高木甚太郎の知行となっていた。昭和の初期頃の「倉見の桜」は余りにも有名であった。この起りは明治34年、この地に住む真田喜三郎氏が国の花としている桜の苗木を相模川土堤(現在日鉱東側土堤)[庚申塚~川端まで]に100本と行安寺に80本寄付され植樹されたもので、春ともなれば遠近の方で賑わい、倉見駅伝競走も始り(現在の寒川町観桜駅伝の前身)盛況であった。しかし敗戦の昭和20年9月10日~15日の間に米軍の観桜化を恐れ伐採され製炭に薪等にして部落民の燃料不足を補ったのである。なお、この地から見る富士は絶景として彼の「広重」も描いたと伝え聞く「倉見富士」は庚申塚地区からのものであると伝えられる。このように神社のことを知ることが、この地に居住するものとして参考になれば幸いです。参考文献 神奈川県神社誌、新編風土記、町道の栞

御祭神

天照大神(あまてらすおおみかみ)
熊野加牟呂岐命(くまのかむろきのみこと)

祭礼

1月1日
歳旦祭(さいたんさい)
2月17日
祈年祭(きねんさい)
【春祭(はるまつり)】
7月15日
浜降祭(はまおりさい)
7月17日
虫送祭(むしおくりさい)
9月第2日曜日
神幸祭(しんこうさい)
10月2日
例祭(れいさい)
11月23日
新嘗祭(にいなめさい)
11月23日
七五三祭(しちごさんまつり)
12月28日
大祓式(おおはらへしき)
毎月第1日曜日
月次祭(つきなみさい)

境内神社

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